粉の量、挽き目、湯の量、湯の温度、時間。どの淹れ方でも、決めることはこの五つだ。
粉と湯の割合
目安は、粉1に対して湯15から16。一杯なら、粉15gに湯240g。湯は重さで量る(水は1gが1mlなので、240mlと同じ)。粉が湯を吸うので、カップに落ちてくるのは注いだ量より少し少ない。
何が、どの順で出てくるか
粉から湯に溶け出すものには順番がある。最初に酸味、次に甘さ、そのあとに苦味、最後に渋みや雑味。
出し足りないと、酸っぱくて薄い。出しすぎると、苦くて渋い。ちょうどいいところで止めると、酸味と甘さと苦味が釣り合う。淹れ方の工夫は、ほとんどがこの「どこで止めるか」の調整だった。
湯の温度
熱いほど、多く溶け出す。浅煎りは溶け出しにくいので熱め、深煎りは苦味が出やすいのでぬるめにする。
- 浅煎り90〜95℃
- 中煎り88〜92℃
- 深煎り82〜88℃
沸いた湯をポットに移すと、数度下がる。少し置けば、90℃前後になる。
時間
湯が粉に触れている時間が長いほど、多く出る。ハンドドリップなら全部で二分半から三分、スイッチなら三分前後が目安になる。